このグラフは、
ナンピンによるトレードを行った時に
狙い通りのPips数をGETしてトレードを終了するまでには、
最終オーダーからどれくらい戻って来ればよいかを計算して表しています。
事例: 目標TP=10Pips,ナンピン時ロット=前ロットの2倍 凡例はナンピン間隔です
添付ファイル:
nanpin.JPG
私はここ数ヶ月は
乖離を狙ったEAを主に研究してきました。乖離について
ナンピンを考える時はこの計算が欠かせません。
たとえばこんな事例、
1.10Pipsの乖離を狙って逆行してしまいました。
2.35Pips離れたところで、2倍のロットでナンピンしました。
3.10PipsをGetするには20Pips利益方向に進行しなくてはなりません。
ってなりますね。
そもそも10Pipsの乖離を狙うEAトレードなのに、ナンピンして倍のPips必要なのは難しいと思いませんか?
では違う例を見て見ます。
1.10Pipsの乖離を狙って逆行してしまいました。
2.15Pips離れたところで、2倍のロットでナンピンしました。
3.10PipsをGetするには11Pips利益方向に進行しなくてはなりません。
どうでしょう?目標の10Pips獲得するのにナンピン後も11Pipsで済みます。
この15Pipsで随時2倍ロットでナンピンは、その後目で追って5回目のナンピンでも20Pipsですね。
(もちろんナンピンに耐えられるだけの資産が必要です。)
これらの
ナンピンの方法は、購入価格の平均化として使用している感がありますが、ちょっと違います。
FX相場は
投機主体ですし、完全確率で作られる波ではなく
波動ですので、経過時間要素が非常に重要になります。
これは通貨ペアごとに随時違ってきますので、日々データを取らなければなりません。私はここが欠かせません。
乖離の効果が影響する時間というのが決まってくるという訳ですね。
この部分を踏まえて
ナンピンの方法を考えていかなくては勝ち組になれないと思います。
またこのように他要素が絡む研究や判断は、
MetaTraderがなくては大変ですね。このサイトに集まっている皆さんはFXトレーダーの中では勝ち組もしくはそれに限りなく近いと思います。私も
MetaTraderに出会えて幸せです。
また
裁量でのナンピンはせっかく計画を立てても、
理性を失いやすくまた間違いを起こします。
計画を練る時間を十分に前おいて、実運用は
EAに任せるべきです。そしてその
EAの稼働中にも随時次期計画を練るべきです。
私は
ナンピンをしないEAでも
トレードをリアルに見ていられません。
ポチッっとしたくなります><。
ナンピンは奥が深いです。私も
ナンピン否定派ですが、一番研究し甲斐のある事です。
ただ単にきれいな右肩上がりのグラフを作るためのナンピンなんかではなく、目的・意味そして確たる効果がもたらされるナンピン機能を今後提供できるだけの器に私自身がなったらまたEAの幅が広がりますね。
精進します。